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【4 Elements】アース|第十七章「咲き誇る花も、いつかは散りゆく」【支援者先行公開】

  • 3 日前
  • 読了時間: 21分

小説『アース』

小説『フォーエレメンツ:アース』 第十七章 咲き誇る花も、いつかは散りゆく


「明日、ワスは農園で逮捕状に基づいて身柄を拘束されます。あたしの見立てでは、今回は保釈が認められない可能性が高いです。警察側も保釈に反対するはずです。犯人が証拠を隠滅したり、逃亡したり、さらなる犯行に及ぶ恐れがありますから」

「今度こそマハッタナコンが逃げおおせないといいけど。すべてに決着がつくことを願うわ」

「もう少しですべて終わりますよ、ディンねえ。罪を犯した者は、必ず刑務所で罰を受けます」

「それで、ケーオのほうは?」

 ディンは、かつての部下であり、マハッタナコン家との決着をつけるうえで重要な鍵を握る人物のことを尋ねた。ケーオが危険を冒してひそかに送ってくれた証拠がなければ、今でもまだ犯人を法に基づいて裁く手立ては見つかっていなかっただろう。だからこそディンは、この助けに報いるために何かしたいと思っていた。

「あたしの部下が急いで捜索にあたっています。ただ、ケーオさんがどこに身を隠しているか、まだ情報がつかめていません」

「たとえワスが拘束されても、ケーオはまだ安全じゃない。自分と息子の裁判の間、ワスポンが報復に出てくるのは間違いないわ」

「あたしがあの人たちより先にケーオさんを見つけます。証人として保護するためにも」

「ケーオのこと、頼んだわよ、ロム。せめてケーオには安全に過ごして、新しい人生を始めてほしいの」

「ご心配なく、ディンねえ。ケーオさんはあたしたちの味方になることを選んで、ディン姉さんが与えたチャンスを無駄にしなかった。あたしも全力であの人を助けます」

 ケーオのしたことは許しがたいほどひどいものだった。けれど、今あの人が正しいことをしようとしているのなら——たとえそれが過去の過ちを帳消しにできなくても——マハッタナコン一族の魔の手から守られるべきだ。善悪の区別もつかない悪人たちのために、これ以上誰の命も犠牲にしてはならない。


「あら、どうしておやつを持って帰ってきちゃったんですか? ディンさまとロムさんに持っていくって言ってたのに」

「ディンお姉さんとロムさんが大事な話をしてたから。邪魔したくなくて」

「もう、考えすぎですよ、ローズさま。家族じゃないですか。私だったらずかずか割り込んじゃいますよ。そっちの方がよっぽど失礼ですけどね」

 ローズはモッデーンの意見には答えなかった。ディンとロムのために心を込めて淹れたブラックコーヒーとおやつを載せたトレーを、庭のテーブルに静かに置いた。自分の存在を知らせたくなかったし、恋人と妹の会話をすべて聞いてしまったことを悟られたくもなかった。

「ローズさま、何か気になることがあるんですか? 顔色がよくないですよ」

「ちょっと考えごとがあるのよ、モッデーン」

「考えすぎないでくださいね、ローズさま。ロムさんの腕を信じましょうよ。警察がもうすぐすべて片付くって言ってるんですから、犯人が捕まったら、これからはローズさまも、ディンさまも、ティパコンさんも、チョムジャン農園とセンラック農園のみんなも、安全に穏やかに暮らせますよ」

「それは心配してないのよ、モッデーン。悪い人間にはいつか必ず報いが返ってくるもの」

「じゃあ、何が気がかりなんですか?」

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