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【4 Elements】アース|第十五章「策略の裏の策略、そして愛の誓い」【支援者先行公開】

7月25日
読了時間: 21分

小説『アース』

小説『フォーエレメンツ:アース』 第十五章 

策略の裏の策略、そして愛の誓い


「違うんです。全部、ディンさんが私のことを誤解しているんです」

「もういいよ、ケーオ。今さら何を言っても遅すぎる」

「全部、私はワスさんに騙されて利用されただけなんです。ワスさんに脅されて、強制されて、私には選択肢がなかったから仕方なく情報を流していたんです。ディンさん、信じてください」

「私の知っているケーオは、誰に脅されようと屈するような人間じゃない。追い詰められても選択肢がなくても、自分の尊厳を捨ててまで悪人に手を貸すような人間じゃなかったはずだよ」

 ディンは、腕にすがりつくケーオの手を振りほどいた。同情を乞い、もう到底信じることなどできない弁明を聞いてくれと懇願するその手を。すべての真実はこの目で見た。すべての言葉をこの耳で聞いた。そして、自らこの状況に身を置いたのは、内通者の正体を暴くためだった。

「ケーオが自ら望んでやらない限り、あんな卑劣なことをするはずがない!」

「……」

 雇い主は絡みつく手を力強く振り払い、厳しい声で言い放った。親友だと思っていた人間がここまで酷いことをしていたという失望——自分自身で確かめなければ、とても信じられなかっただろう。気をつけろと口を揃えていた妹たち——ナームもロムもファイも、みんなケーオを疑っていた。彼女と同じように。

 センラック農園の中で、ケーオが最も疑わしい人物であることを示す状況証拠は次々と積み上がっていた。それでも——その可能性が一パーセントにも満たないとわかっていても——ディンは最後の瞬間まで期待していたのだ。友であるケーオが心を入れ替えて、すべてが手遅れになる前に引き返してくれるかもしれないと。

 そしてたった今、その期待は跡形もなく打ち砕かれた。

「私がやったことは全部、ディンさんを愛しているからなんです。私はディンさんのことが大好きです。ディンさんの人生に最近入ってきたばかりのローズさんよりもずっと。なのにディンさんは、私がどれだけディンさんを愛しているか、一度も気づいてくれなかった」

「気づかなかったわけないでしょう。ケーオが私をどう思っているかを」

「ディンさん!」

「私はずっと気づいていたよ。でも、これまで私がケーオに対して友人としての態度をはっきり示してきたのも、気づかないふりをしていたのも、全部私たちの友情を守るためだった。ケーオが今まで通り私のそばで部下として、友人としていられるようにね。ケーオが私を好きだからって、追い出すようなことはしたくなかったの」

「……」

「このことは私にも非があるわ。ケーオの気持ちを友人として大事にしたいと思ったのが間違いだった。もしこんなことになるとわかっていたら、最初からはっきり伝えていたよ——私たちは友人以上にはなれないって」

 ディンは自分にも落ち度があると思っていた。友情を重んじるあまり、長年の絆を惜しむあまり、ケーオに正直に伝えてこなかった。しかし、希望を持たせるような態度をとったことは一度もない。そしていつだって——ローズを深く愛していることを、そばにいる人にはっきり示してきた。

「どうしてディンさんはローズさんを愛せるんですか。出会ってまだそんなに経っていないのに。私は十年以上もディンさんのそばにいたのに……」

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