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【4 Elements】アース|特別編 第四章 後編【支援者先行公開】

59 分前
読了時間: 5分

小説『アース』

小説『フォーエレメンツ:アース』 特別編 第四章 後編 心残りを手放すということ


「今日、ケーオが来たの?」

「ええ。寄って、もう帰りましたよ」

「どうしてローズちゃん、教えてくれなかったの」

「ディンお姉さんは嬉しいの? それとも残念? ケーオさんに会えなくて」

「心配してるんだよ。嬉しいとか残念とかじゃなくて。ケーオがわざわざ農園に来た目的がわからないし、また何かローズちゃんの気分を害するようなことを言ったんじゃないかって」

 ディンは最愛の妻に心配そうな声で話しかけた。モッデーンが慌てて報告に来てくれたおかげで、今日、自分が留守の間にかつての部下がやって来たことは知っていた。けれど、モッデーンもケーオとローズが何を話したのかまでは知らない。ずいぶん長いこと話し込んでいたということ、そして、しばらくしてケーオがもうひとり連れの人と一緒に帰っていったということだけ。その連れが誰なのかも、モッデーンにはわからなかったという。

「心配しないでください。わたしはもう大人ですよ」

「それとこれとは関係ないでしょう。どれだけ大人になったって、ローズちゃんのことが心配なのは変わらないの」

「ディンお姉さん、あと何年かしたらわたしだって三十歳になるんですよ、ディンお姉さんと同じ三の位に乗るんです。もう十分大人です。農園の仕事もお父さんの世話も、ディンお姉さんのことも、自分のことだって立派にやれてますから」

「でも、ケーオの件は、大人とか子供とか関係ないでしょう」

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